自動入札ツールはヤフオクの入札を便利にするツールですが、ご存知ない方も多いと思います。知らない方は現状でも入札できているので活用しなくても大丈夫だと思うかもしれません。ただ、実際は活用しなくても大丈夫ですが利益を増やす上では大丈夫では無いのです。
どう頑張っても走っている人は自転車に乗っている人には敵いません。ツールを上手く活用できるかは圧倒的な差として生まれます。
当ページでは、自転車いわば自動入札入札ツールの特徴や使用方法について説明していきます。
目次
1.自動入札ツールとは
自動入札ツールとは、指定した時間に自動で入札を行うツールです。基本的に終了間際に入札が入る様にします。自動入札ツールの特徴は、なぜ終了間際に入札をいれるべきか理解すると機能のメリットが分かります。
ヤフオクでは、自動延長の設定をしている場合としていない場合があります。自動延長が無しの場合は終了間際に入札すれば延長が無いので安く落札できる可能性が上がります。
自動延長がある出品についても先に入札をしてしまうとその出品に注目が集まってしまうので終了間際に入札するのが定石になります。
AとB二つのTシャツが予約で売られているとします。店員が「Aの方がの方は人気があって予約が一杯入ってる、Bはそこまで入ってないかな。」と教えてくれたとします。あなたはAとBどちらのTシャツを選びますか?
元からBのTシャツが欲しいと決まっていた人はBのTシャツを買うかもしれませんが大抵がAを選ぶでしょう。つまり、売れている商品はより売れるのです。
私たちは「売れていない、売れる商品」を探さなければいけません。その事を考えるとわざわざ早い段階で入札を入れて売れる状態にしてしまうのは安く仕入れる事に逆行してしまうのです。
ただ、全部の商品をギリギリまで待って入札するのは効率として良くありません。自動延長ありだと毎回入札も繰り返す必要も出てきます。その由々しい問題を改善するのが自動入札ツールなのです。
2.自動入札ツール活用方法
上記で紹介してきた自動入札ツールをこの章では説明していきます。玄人転売ヤーにとっていわば衣食住の様に無くてはならないそのツールは「bit machine」というツールです。一から説明するのでご覧ください。
2−1.ダウンロード
1.Bit Machineと検索すると一番上部に出てくるリンクをクリックします。ページを開くとメニューバーが上部に設置されていますので「ダウンロード」をクリックします。
2.ダウンロードの画面に遷移したら「最新版ダウンロード」をクリックします。後は指示に従っていけばダウンロードすることが可能です。(Bit MachineはWindows専用のソフトになります。)
2−2.ライセンスの取得
Bit Machineはダウンロードしただけでは、無料版の設定になっています。無料版では、機能に制限があるため仕入れで十分に活用したければお金を支払いライセンスを取得する必要があります。
1.メニューバーのライセンスをクリック
2.ライセンスを取得するページとなります。メニューからプランや料金の比較しましょう。仕入れ数がある程度多いのであれば「Business」「Point」「Full」などが良いでしょう。初心者で仕入れ数が少ない場合は、「Standard」などでも十分使用できます。
プランが決まったら申し込みボタンから進みます。手続きが完了すると登録したメールアドレスにライセンスキーが送信されます。Bit Machineのメニューバーの「ヘルプ」を選択しそのメニューの中に「ライセンス認証」がありますのでそちらクリックします。そこでライセンスキーを入力すれば選択したプランの内容が利用できるようになります。
2−2−1.ヤフーアカウントとの紐付け
仕入れをするためには、現在仕入れに利用しているYahoo!のアカウントと紐付けさせる必要があります。Yahoo!のアカウントは複数登録することができるので使い分けてみても良いかもしれません。
メニューバーの「オプション」にカーソルを合わせると「YahooIDの登録」というボタンがありますのでクリックします。そこでIDとパスワードを入力すればYahoo!アカウントと紐付けができます。
2−2−2.ポイントサイトとの紐付け
Bit Machineを活用して仕入れをしていると「ハピタス」というポイントサイトを自動で経由して仕入れを行ってくれます。
メニューバーの「オプション」にカーソルを合わせると「ポイントサイト情報登録」というボタンがありますのでクリックします。そこでポイントサイトに登録したメールアドレスとパスワードを入力するとポイントサイトと紐付けができます。事前にポイントサイトへ登録を済ませておきましょう。
2−2−3.入札札予約方法
1.一番初めにパソコンの設定をします。Bit Machineはソフトなのでパソコンの電源が落ちたりスリープ状態になると機能しません。Windowsのパソコンはデフォルトの設定である程度の時間が経つとスリープ状態や電源が落ちるように設定されているので設定を変更する必要があります。
(1)Windowsのメニューから設定ボタンをクリックします。設定画面の中で「システム」をクリックします。
(2)左側にあるメニューから「電源とスリープ」をクリックします。画面とスリープの設定がありますがどちらも「なし」に設定しましょう。これで自分でシャットダウンしない限りは電源が落ちずスリープにもならない状態になります。
2.入札をする際は、まず欲しい商品を検索します。商品名を全てコピーして貼り付ける方が早く見つけることができます。
3.検索をすると検索に該当した出品内容が表示されます。入札を入れたい出品を右側にあるグレーの部分にドラッグします。
4.右側に自動入札の設定があります。入札をしたい出品を選択し時間や金額、入札方法を選択します。自動入札設定の箇所に設定が記載されている確認しましょう。仕入れの流れは以上になります。
2−2−4.シャットダウン予約
ディスプレイの設定で自動的にシャットダウンやスリープが設定されない状態になると自分で電源を落とさない限り起動し続けてしまいます。そのため、入札が終わったらBit Machineで自動的にシャットダウンする設定を施しましょう。
メニューバーの「ファイル」の中にある「シャットダウン予約」を選択します。選択したあとは入札が終わった段階でシャットダウンするか、時間指定してその時間にシャットダウンするか選択します。
3.入札の種類
ここでは、入札の種類を説明します。折角、便利なツールを使用していても使いこなせていなければ効果は半減してしまいます。変速ギアが付いている自転車でギアを使わなければ使いこなせているとは言えないですよね。同じです。
3−1.一括入札
一括入札は、指定した金額で一気に入札する方法です。基本の入札時には一気に入札するとツールを使用している意味が殆ど無くなってしまうためあまり使用しません。主に使用するのは自動延長無しの出品に対して使用します。
3−2.追跡入札
基本的にBit Machineでは追跡入札を最も多く使用します。
追跡入札とは、自分が最高入札額者になる最小単位で入札をします。主に自動延長あり出品の場合には追跡入札を活用します。出来るだけ商品を目立たせない様に落札したい場合は追跡入札を活用すると良いでしょう。
目立たせない事が目的なので延長も出来る限りしない様に設定する方が良いでしょう。私自身は終了の5分10秒前に入札が入る様にする設定をしています。
3−3.単位入札
もう一つ知っておいて欲しいのが「単位入札」です。これは地味ですが使えるところがあります。
一般的には上記の二つの入札方法を実践していれば9割Bit Machineの入札は使いこなすことができていると思って大丈夫です。ですが、残りの1割がこの単位入札なのです。
商品をヤフオクで販売するとなると販売価格の1割程度が出品手数料としてかかります。つまり、私たちが利益を得るために相場より最低でも1割以上安い価格で商品を仕入れる必要があります。一般の本当に商品が欲しい人と競り合ったら落札できるはずがありません。
ここで、役立つツールとして、単位入札を利用します。単位入札は最低の入札額で入札するという方法です。入札をしても最高入札額者にならないで延長だけされる場合もあるため終了時間を伸ばすことができる入札方法なのです。
終了時間が伸びる事でBit Machineを使用していないライバルを削る事ができる可能性もありますので是非活用してみるのも良いでしょう。
4.まとめ
自動延長ツールは転売をするプレイヤーにとっては欠かせないツールです。転売の仕入は自動化が難しいこともあり時間効率が悪くなりがちです。少しでも時間効率を良くするためのツールとして活用しましょう。
また、文中でも記載しましたがギアが付いている自転車でギアを使わないで乗るのと同じでBit Machineを使用していてもその機能を使わなければ機能を使いこなしている人とはまた差が生まれてしまいます。
Bit Machineには、定期チェックなど他の機能も盛り込まれています。その機能の中からあなたに合う機能を見つけ出して自分のものにして使いこなす事が最も重要になります。
こうして説明しましたがまずは使用してみる事が大事です。自転車も乗ってみてわかる事が多かったはずです。是非、文明の機器であるBit Machineを活用していきましょう。