「転売でどの商品を取り扱えば良いか分からない。」
このような悩みをお持ちの方におすすめする商品は “カメラ” です。
他にカメラに関する情報発信をしている方々を見ていると「カメラ転売は稼げる」、「カメラ転売は稼げない」などどっちの意見もあり何が正しいのか分かりにくい状態です。
どちらが正しいかは実際にやってみなければ分かりません。私は実体験を通してカメラ転売に関する意見を述べるだけです。
「カメラ転売は稼げるのか、稼げないのか」最終的に判断して実行に移すかどうかはあなたが決めることになりますので判断材料として当記事をお楽しみください。
目次
1.カメラ転売の特徴は?
この章では、善くも悪くもカメラ転売の特徴となっている部分を紹介します。特徴となるということはいい反面あり、悪い反面もあります。
あなた自身の環境に合わせていい要素が多くなるのか悪い要素が多くなるのかは異なると思いますので是非特徴知り確かめてみてください。
1−1.相場の変動が少ない
カメラ転売は相場の変動が少ないということがあります。
中古のカメラを購入して状態を悪くしないことを前提に中古で売るということであればカメラの相場は大きく変わりません。
大半のカメラは半年程度は少なくとも相場が大きく変わりにくいので過去の相場を参考にしやすくなります。焦って早く売らなければならないという状況を回避しやすくなるため、少し余裕を持って販売することができます。
1−2.海外需要も高い
カメラは海外の需要も高いです。
日本のカメラは特に海外でも高い評価を受けているためebeyなどの海外オークションサイトなども活用しても売ることができます。
海外需要の高いことのメリットは、販路を広く持つことできるという部分にあります。
転売は極端に利益率を上げることは難しいので利益を上げるためには、単価を上げることで利益を増やしていくということが一般的です。しかし、単価を上げると資金を圧迫させることになります。そのため販路を広く持ち回転数を上げることが重要になります。
海外への販路を持つことができれば、日本の数倍のマーケット狙うこともできるので商品が圧倒的に売りやすくなります。海外需要の高い商品を取り扱うことも検討してみると良いでしょう。
1−3.業者の参入が多い
私自身、カメラを取り扱い転売をしていますが、同業者が多いと感じています。カメラ転売は比較的利益を上げやすいという情報も多く回っているため参入者は多いのです。
※同業者は出品の仕方がうまく特徴的であるため出品から判断することができます。
「同業者が多い」これはデメリットになる部分はもちろんあります。最大のデメリットはヤフオクやメルカリなど仕入先が被るためライバルが多いほど安く仕入れることが難しくなります。
しかし、業者の参入は必ずしもデメリットだけではありません。業者はとにかく相場よりも少しでも安くければ購入するケースが多いです。業者とはいえ商品を欲しがる存在が多いことは商品を早く売り資金回収することもできるためメリットにもなるのです。
相場より低い価格であれば基本的に売れていきます。さらに1円でオークション出品してもある程度の金額までは上がるため資金回収が簡単になります。クレジットカードなどを活用して仕入れる場合支払い間近に一気に資金回収することも可能になります。
1−4.高価かつ小物が多い
高額なものほど商品の大きさは大きくなってしまいがちですが、カメラは高額でも小型なものが多いです。中には大型のカメラもありますが大抵のカメラが小型であるため送料は1,000円程度で取引されることが多いです。
転売をする上で送料は重要なポイントになります。利益率を跳ね上げるのは難しく送料が高ければ高いほど打ち消す程の利益を稼ぐためには単価を上げなくてはならなくなります。
単価を上げれば利益は出しやすくなります。しかし、仕入れの幅が狭くなり、仕入れたとしてもその分資金を圧迫させます。資金が必要になり結果的に安売りしなければならないという状況になると元も子もありません。
そのため、小物であるということは送料の負担として大きく関わってきますので重要になるのです。
1−4−1.小物で高価なものは他にもある
小さいものでも単価が高いものは他にもあります。ブランド品などが当てはまります。
バッグ、財布、時計など商品の素材の価値はもちろんブランドに大きく価値が付いているものに対しては小物でも高い価値があるため高額で取引することができます。
ブランド品が小物かつ高価な代物ということであっても私は初心者という場合に限ってはカメラ転売をおすすめします。理由としては、偽物が圧倒的に少ないということです。
上記でも記載しましたが、ブランド品はブランドに大きく価値がついているため似ている素材などを用いられると偽物と区別をつける判断が難しくなります。
反面、カメラは機能性に価値が大きくついているため偽物を作ること自体が難しいのです。そのため、偽物が流通していることはほとんどありません。
初心者のうちはブランド品よりも偽物が少ない商品を取り扱う方が無難でしょう。ブランド品も偽物と区別をつけることができるのであれば難易度が高い分参入障壁となり利益を生む可能性は大きくあると思います。
1−5.種類が多く動作確認の把握が難しい
カメラ転売の特徴として、初心者のハードルが高い部分としては種類の多さやその種類毎の動作が異なる部分だと思います。
元からカメラが趣味で動作の方法が分かっているのであれば良いですが、動作を確認することは難しいです。最初のうちは先生を立てて指導してもらう方が良いでしょう。
私自身は、コンサルの先生に指導していただきある程度カメラの動作や種類について把握していきました。
動作確認が難しい商品ほど手を出すライバルも減ります。カメラの種類や動作確認によるハードルが初心者への参入障壁となっていることは確かですので情報が多ければ多いほど有利に進めることができ流でしょう。
1−6.ショップも多く出品しているため仕入れの幅が広い
転売は基本的に新品より中古の方が相場に開きが出るため利益も得やすくなります。
カメラは中古品の流通量がとても多く、個人間の取引だけではなくショップも多く販売に携わっています。そのため、ネットショップや近辺にあるリサイクルショップでも大概取り扱っているため仕入先がかなり多く存在します。
仕入先になる媒体が多いことであなた独自の優良な仕入先を見つけることも可能となります。特に店舗などの仕入が可能になれば「送料の負担も減らせる」「ライバルも少ない」「交渉次第ではまとめて仕入れることで割引」などのメリットも得られるかもしれません。
1−7.相場が開きやすい
カメラは同じ商品でも状態によって相場が異なることが多いです。
上記でも記載しましたが、カメラは機能に対して価値がついています。そのため、ジャンク品であっても価値が0になるわけではなく、使える機能が残っていればそれなりな価値になることもあります。
また、ジャンク品の流通量も比較的多いため過去に売れたジャンク品を調べることである程度の相場を把握することができます。
これは私の感覚から踏まえた見解を述べます。
加えて、商品に少し傷がついていたり、機能に問題があったりなどの要件があれば低くても商品価格の2割以上は相場に開きが生まれます。
上記の見解から言うと同じ中古品の商品だとして最低でも商品価格の3割以上の開きが生まれているはずです。
この相場の開きを利用します。まずは商品の状態は正常品の傷がないものと比較してどれほど価格に影響が出るのか。過去に売れている出品者と比較してどれほど自分は売り方上手に実践できるのか、かつ売れるまで商品を抱えて置くことができるのか。
相場に開きがあることでこのようにたくさんの判断ポイントが生まれます。また、カメラとレンズとセットで販売するケースも多いため相場の開きを判断するポイントがさらに増えます。相場を適切に判断することができれば利益を生むことができます。
2.カメラ転売により起こした失敗例
この章では、私がカメラ転売を始めたことで起きた失敗例について紹介したいと思います。
あなたがもしこれからカメラ転売を始めるか迷っているのであれば失敗のリスクを把握しておき備えておきましょう。
2−1.ジャンク品の仕入れ
ジャンク品を良く仕入れることはあります。仕入れること自体は失敗でもありません。適切な売り方をすることで利益を生むことは十分可能です。
私が失敗したのは、正常品であるものを仕入れてみたらジャンクであったということです。個人間で取引する場合、相手に悪気がなくても仕入れてみたらジャンク品だったということはあります。その際は出品者に連絡すればそれなりに対応してくれるはずです。
私は動作確認をしっかり行う前に受け取り連絡を済ませてしまったのです。若干相手が悪質だったこともあり連絡しても一切返事はありませんでした。10万円程度の商品を仕入れたので損害は数万円です。
今回誰が悪いかというと完全に私です。
基本的に今の個人間で取引するサービスについては、詐欺などの被害を抑えるために受け取り連絡を済ませなければ出品者にお金が振り込まれないシステムになっています。にも関わらず、確認しないまま受け取り連絡を済ませてしまったので私が悪いということになります。
2−2.レンズの光学をアルコールで吹いてしまう
カメラ転売を行なっているとレンズを仕入れることもあります。レンズでも高額なものが多くうまく仕入れて売ることで十分な利益を生むことにつながります。
私は商品を仕入れたら簡単に清掃をしています。できる限り光学の部分については繊細な箇所になるので触らないようにしているのですが少し汚れがある際は、メガネ拭きのようなもので簡単に拭いています。
そんな中何を血迷ったのか私は、アルコールで拭いた方が綺麗になるのではないかと思いウェットティッシュのようなもので光学部分を拭いてみました。完全にポンコツですね…
結果は謎の曇りのようなものができてしまい拭けば拭くほどどんどん汚くなっていくので最終的には諦めて光学の状態が悪いということで出品しました。安いレンズだったので損害は少ないですが同じ過ちをしないよう気をつけてください。
2−3.商品名を間違えて仕入れ、出品
数が増えてくるとどうしてもミスが発生します。間違えて出品してしまった場合ですが、良くないことですが購入する前の段階で購入者の方が指摘してくれます。そのため、案外取り返しができます。
問題は、間違えて仕入れてしまった場合です。フリマサイトなどで間違えて購入してしまった場合は、発送前であれば最悪相手に謝り購入を取り消してもらうことは可能であったりします。
しかし、オークションなどによって仕入れた場合は取り消すと評価も悪くります。商品が届いたあとでは基本的に取り消しは不可能です。そのため、できるだけミスを起こさないように確認してから購入しましょう。
転売を進めていくと、カメラは特に類似した商品も多く、かつセットでまとめて購入することも増えていきます。そうなると必然的にミスが起きやすくなります。1度のミスを取り返すのに2〜3商品程度は売る必要が出てきます。
3.実際にカメラ転売は稼ぐことができるのか
結果的に言うとカメラ転売は十分に稼ぐことができるビジネスだと実感しています。1ヶ月目、2ヶ月目の利益は10万円程度、3ヶ月目は途中段階ですが20万円以上という状況になっています。
私自身、カメラ転売を開始して3ヶ月目になりますので私の実体験を通してカメラ転売の利益の部分について紹介していきたいと思います。
3−1.カメラ転売の利益率
3−1−1.1ヶ月目
売上:¥537,682
利益:¥90,068
販売数:30個
利益率:17%
平均単価:3,002円
開始当初については、資金が少なかったこともありかなり慎重に仕入れをしなければならない状態でした。商品もできるだけ相場より若干安くても売れていくように仕入れていきました。
※利益は10万円ではなく、9万円でした。少し盛ってすみません。
3−1−2.2ヶ月目
売上:¥569,888
利益:¥107,987
販売数:42個
利益率:19%
平均単価:2,571円
2ヶ月目はカードの増額や、政策金融公庫からの融資を受けることができました。そのため、仕入れのハードルを1ヶ月目より下げことで仕入数が増えました。結果は販売数は増えましたが商品一個あたりの利益は先月と比較して減ったという形です。
ただ、1ヶ月目は月末に支払いがある関係で高額商品を安売りしたのですが、2ヶ月目は安売りをしないで販売していったので利益率が少々上がりました。
3−1−3.3ヶ月目
売上:¥807,800
利益:¥154,131
販売数:46個
利益率:19%
平均単価:3,350円
3ヶ月目としては、途中段階ですが16日間のデータを元にしています。中途半端で申し訳ございません。
ポイントとしては、高額商品も仕入れ対象として仕入れました。以前までは5万円以下を対象としていましたが現在では、15万円以下のものを対象としています。そのため、数多く仕入れましたが商品一個あたりの利益も2ヶ月目と比較すると上がっています。
高額商品を仕入れることで利益をある程度上げることができるという実感は得ました。しかし、在庫に抱えている分の負担が大きく資金が圧迫してしまい継続的に仕入れが難しくなるかもしれないという状態です。
ただ、光学商品を仕入れて販売していくという流れはポイントも以前より多く溜まるので改善していくとさらに良くなるのではないかと考えています。
4.まとめ
カメラ転売については、いかがだったでしょうか?
カメラ転売は、相場の安定性・販売のし易さ・送料の負担など転売の中でも魅力となる部分が多く、初心者が稼ぎやすい分野だと私は考えています。
さらに、長く取り組むことで仕入れ対象となる商品を増やすことができ、大きいマーケットに販路を広げることも可能であるため上級者としてもおすすめの分野です。
私自身まだカメラ転売を開始して3ヶ月程度であるため知識も少ない状態ですがこの記事に記載されていることが私が把握しているカメラ転売の特徴です。
まだ、転売するのにどのような商品を取り扱うか定まっていない方が商品を決めることのきっかけになれば幸いです。