私がスポーツから学んだビジネスを成功に繋ぐためのヒント【ビジネスに悩む方は必見!】

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スポーツに対して密に関わったことのない方は、実感は湧かないかもしれませんが、スポーツは身体能力で行うだけのスポーツではありません。

「スポーツ選手の成功=身体能力が高い」ではないということは身体能力以外の成功法則は他の分野にも活かすとこができることを表します。

そこで、過去の自分を振り返ってスポーツについて確かめて見た所ビジネスにも活かすことができる特徴がたくさんありました。私が当たり前のように実践していたビジネスの進め方はスポーツから得たものでもあったためそのヒントとなった部分を紹介します。

1.私がスポーツから学んだマインド

スポーツは「心・技・体」が勝つために必要だと言われています。その中でも「心」が特に必要であると言われ、それは「心・技・体」の順番で最初にあることからも表されています。

そのため、私はスポーツからビジネスで言うところのマインドにあたる部分を大きく学ぶことができました。私が学んだマインドについて紹介します。

1−1.行動しなければ成果は出ない

「楽して稼ぎたい」「働かずに生活していきたい」そのように発言している方も近年では多く見られます。ただ、行動しなければ成果を出すことはできません。

私は、中学生や高校生の時にスポーツで県大会の上位になる程度の実力にはなりました。正直、当時は特別才能があるわけでも頭が良かったわけでもありません。その中で結果を出すことができた要因は1年間の中で少なく見積もっても300日以上の練習を6年間継続したからです。

どのスポーツ界にも天才と呼ばれて活躍している選手はいますが、かなり努力しています。こちらは、往年大活躍した「長嶋茂雄」、「王貞治」のかつてのバッティングコーチである故荒川博さんのコメントです。

荒川さんはしばしばそう言った。天才・長嶋、王は努力の人というイメージがあるが「違う」と。

 「遠征先の宿舎で、3時に部屋に来いと約束するだろ。時間になると、バットをぶら下げて涼しい顔で来るのが王だ。長嶋は、汗びっしょりで来る。自分の部屋でもうさんざんバットを振ってから来るんだよ」

参考:https://ironna.jp/

王貞治さんは努力の人と言われ、長嶋茂雄さんは天才だと言われていましたがこちらを見ると天才である長嶋茂雄さんも大変な努力の上に数々の結果を生み出してきたのだと言うことがわかると思います。

努力したことが必ず報われるとは限りません。その努力の仕方が間違っていれば尚更成功には結びつかないこともあります。しかし、行動を起こすことが大事なのです。

行動しても成功者になれない人はいますが、成功者は行動を起こし努力しています。どのような結果になるかは分かりませんが成功するために行動することは必須になるため行動し続けるというマインドを持つことが重要となります。

1−2.休息は必要

上記で行動をすることの重要さを説明しましたが休息も大事です。初期の段階としては、行動し始めることが重要ですが休息も必要になります。

成果が出ないことに不安を感じ自らの休息時間を削ってまでも行動し続けてしまう人もいます。ビジネス界の中には、成功するためには健康を害する程取り組まなければいけないと言い過去の入院自慢エピソードなども語る人もいます。

しかし、私はしっかり休息を取ることを推奨します。ビジネスであるとデスクに座ってる時間を仕事(行動)している時間だと勘違いしている方もいますが座って考えているフリをしている時間など本質的に意味はありません。

スポーツでは、休息を取らずに試合に臨めばすぐにパフォーマンスとして結果に表れます。ビジネスでは、パフォーマンスが悪くてもすぐに結果に表れないため休息不足が影響ないと勘違いしてしまうのでしょう。

不安に駆られ行動し続けてしまう人は結果を出すために休息して見るのも良いかもしれません。購入したてのゲームを夜中までやってしまうのと同じ状態で行動力がある人にとって休むことは難しいことですが休みを取り入れる勇気を持ちましょう。

1−3.リスクを負う

ちょうど独立を考えている人などに多くありがちですが「資金が溜まってリスクが無いような状態になるまで動き出せない」ということがあります。しかし、はっきり言ってそのようなことを言っている人はいつまでも動き出せません。

このように発言する人たちは、リスクをゼロにしたいのです。絶対に失敗しないような状態で動き出したいのです。しかし、現実はリスクはゼロにすることは不可能です。時間をかけて減らすことはできてもゼロにはできません。

リスクを減らすことに必死になるうちに貴重な時間がどんどん過ぎてしまいます。リスクを減らそうとすることで別のリスクを生んでいるのです。挙句の果てに減らしているリスクより増えるリスクが多くなることもあります。これほどアホなことはありません。

スポーツは勝負の世界であることからリスクはつきものです。選手のレベルが上がれば上がるほどリスクを適切に負って勝負することがうまいです。全てにリスクを負ったプレーをするのではありません。勝負どころを見定めリスクを負っているのです。

ビジネスでも同様です。何でもかんでもリスクを負って勝負すれば良いというわけではありません。リスクを負うべきポイント、リスクを減らして無難に進めていくポイントを見定め取り組み安定的かつ大胆な動きをしていくことが成功に近づくと思います。

1−4.失敗が成功に活きる

スポーツは、どのスポーツも失敗が積み重なります。活躍する選手ほど身体能力が高いだけではなくこの失敗を活かす能力が高いです。弱い選手ほど成功したことに目が向き、強い選手ほど失敗したことに対して目が向いています。

つまり、失敗に対して成功に活かすという意識を持ち続けることで成功に近づいていくということです。トップ選手は失敗を大事にし向き合っています。イチロー選手が4000本安打を達成した際の名言も見て考えてみましょう。

4000のヒットを打つには、僕の数字でいくと8000回以上は悔しい思いをしてきているんですよね。

それと常に自分なりに向き合ってきたこと

その事実はあるので、誇れるとしたらそこじゃないかなと思いますね。

これだけ、世界中から評価されるスポーツ選手であるイチロー選手でさえ失敗に対して向き合うことを推奨した言葉を残しています。スポーツでも成功するためには、身体能力や才能だけではなく失敗を改善する能力が必要になるのです。

1−5.本質を見極めることを心がける

スポーツをしていて少しうまくいくとある程度勝てるようになってきます。自分が強くなった気がしてさもエキシビジョンのようにいかに自分が強い選手かどうかを周囲にアピールするようになる選手もいます。

私自身にもそのような時期はありました。しかし、これはなんの得もありません。その試合で得るものはなく、足元を掬われる可能性さえあります。ビジネスでも同様の人がいて一回の成功で高級車を乗り回して自分が成功者の仲間入りをしたとアピールしたがるのです。

野村克也さんの「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉があります。つまり、理論付いたものだけではなく運のようなものが絡み合って勝ちにつながるということです。

運が絡んだまぐれの結果を自分の実力として勘違いしていては、成功し続けることはできません。私も勘違いしたことで完全に伸び悩む時期もありました。そうならないためにも成功しても浮かれるだけでなく成功の本質を掴みさらに向上を目指していく必要があると思います。

2.ビジネス、スポーツ共に成功に導く鍵は「マーケティング力」

上記では、スポーツを通して得たビジネスに最低限必要だと思うマインドについて説明してきました。しかし、ただ意識が高ければ成功できるというわけではありません。ビジネスとスポーツ共に成功するためには「マーケティング力」が必要になるのです。

私はスポーツを通して「マーケティング力」の重要さに気づくことができました。この章では、マーケティング力とは何であるか、スポーツを通してどのようにマーケティングを学ぶことができるのかということを説明していきたいと思います。

2−1.マーケティングとは

商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動の総称。市場活動。販売戦略。


言葉だけだと少し分かりにくいですが、私なりに噛み砕いて説明すると「市場に価値のあるものを作り販売してお客様に届けるまでの戦略や活動、過程」のことを言います。

さらに噛み砕くと「商品が売れる仕組み」を考える工程などと言い表すそうです。マーケティングについて、分かりにくい場合は下記の記事に分かりやすく記載されていますので確認してみてください。

今さら聞けない「マーケティングとは何か?」基礎から解説

2−2.スポーツにはマーケティング力が密に関わっている

実は、スポーツにはマーケティング力が密に関わっているのです。私自身がスポーツとして卓球に関わってきたため卓球を例にして説明します。

マーケティングで言う「商品を売る」=「試合に勝つ」という認識のもと読んでみてください。

まず卓球というスポーツは「100m走を走りながらチェスをするスポーツ」とも言われています。つまり、体をフルに動かしながら頭もフルに使うスポーツということです。

卓球というスポーツをチェスに例えましたが、卓球でいうチェスの駒とは技術です。卓球の技術は幅広く何種類もあります。全ての種類を完璧にマスターするのは時間が有限であるため不可能に近いです。

チェスであればお互い駒が揃っている状態からスタートしますね。しかし、卓球は始めたときに駒がない状態からスタートするのです。そのためどの駒から揃えていくかはその人次第になります。

その上で、試合に勝つためにはまず相手を知る必要があります。全ての技術習得が難しいからこそ相手に勝つためには、相手の長所や短所の理解が必要です。その上で、長所を潰しにいくのか、潰せないのであれば短所をついてどのように崩していくかを考えます。

自ずと自身の強化しなければいけない駒つまり技術が明らかになると思います。その技術が限られた時間の中で強化できるのか強化するためにはどのような練習が必要になるか判断し強化していくのです。ここまでが戦略を立てる部分になります。

チェスとは違い万全に駒が揃っていない場合でも試合が始まります。試合が開始後は相手がどう動くかによって改善し適切な対処をして試合を進めていく戦術の部分が必要になります。いかに駒が揃っていても適切に対処できない場合は負けてしまうこともあります。

このように卓球は、「相手を知る」→「相手に勝つためには何が必要か考える」→「不足分を補う効率的な方法を考え実施」という流れで戦略を立て、実践では「相手の動きに合わせて有効な技術を使う」といった戦術も必要になるスポーツです。

私はこのスポーツで勝つための流れはマーケティングの「市場調査」→「商品生産」→「商品販売」の流れと似ていると思っています。実際にこのプロセスが良ければ勝利や売ることに繋がっていくのです。

2−3.スポーツから学んだマーケティング力について

スポーツから具体的にすると異なるのですがマーケティングのヒントになるものは学ぶことができました。ここで説明していきます。

2−3−1.最初はマネから始める

上記の説明にてスポーツにおいてもマーケティング力が必要になることは多少伝わったかと思います。しかし、このマーケティング力は最初から身についている能力ではありません。どのように培うという問題が発生します。

マーケティングを培うために必要なことは「マネをする」ということです。これはビジネスにおいても当てはまると思います。スポーツでは、「戦略」「技術」「戦術」などとにかく何でもマネします。

「マネごとだけでは良くない」という意見もありますが初期段階においては成果が出る人のマネをすることが成果が出るまでの近道になります。ただ、マネだけではマネをしている人に追いつくことは基本的に難しくなります。

そのため、ある程度レベルになったら別の分野のものをマネして生かしていくのです。最近では、スポーツ選手が別のスポーツからヒントを得て活かしより成長したという事例もあります。つまり、成功者は幅広い成功事例をマネできる能力が高いため成功できるのです。

2−3−2.早く結果を出すためには短所を埋めるのではなく長所を伸ばす

スポーツでは相手が存在し、ビジネスでは競合が存在します。そのため、スタイルによってはバランス良く成長させ短所を埋めるという戦略のとり方もあります。

しかし、私の考えでは長所を伸ばす方が早い段階で成果を出すことができるという印象です。基本的に長所を伸ばすということは成功する可能性を増やすことであり、短所を埋めるというのは失敗する可能性を減らすということです。

初期段階ではあらゆる失敗が発生する可能性が高く、失敗を予測して防ぐことは難しいです。スポーツ、ビジネス共に同じで初期段階ではできないことが普通であるため様々な要因から失敗が誘発されます。

長所を伸ばすことを推奨する理由は、自分の展開に持ち込みやすくなるためです。自分の展開になることが増えればそこから起きる失敗もパターン化されるはずです。失敗がパターン化されればその失敗に対処していけば良いので無駄なリスク対処を減らすことができます。

ビジネスも同様だと思います。自身の長所はできるだけ多くかつ良くなるように使っていきましょう。初めから短所を埋めようとしても起業家の最も大切な時間がただ失われてしまいます。

2−2−3.原因は一つとは限らない

上記のマインドの部分で失敗と向き合うことが成功に繋がるということを説明しましたが、成果が出ない方は失敗の向き合い方が上手でないという印象があります。

「相手が悪い」だけで終わる反省が良くないことは皆さんも分かっていると思いますが「自分が悪い」だけで終わってしまっていても良くありません。「失敗した原因は何か」ということを考えてやっとスタート地点には立てているという状態です。

ただ、スポーツで結果が出ない選手は原因を一つだと思い込んでいる方が多いです。

例えば、卓球はラケット競技なのですが、ミスをしたときにスウィングが悪いからミスをしていると思い込んで必死を見て鏡で素振りを繰り返している人がいます。

ですが、実際は相手が打球することによって軌道や回転、スピードが異なります。そのボールに対して正しいポジショニングがそもそもできていないなどがあります。

こちらからすると自分の感覚から数十センチ離れたボールを空振りせずに打球しようとすると正常なスウィングができないのは当たり前。改善すべきはスウィングの仕方でなく、なぜ適切なポジショニングをとれないのかさらに深掘りし原因を考える必要があると言う話です。

ビジネスでもミスをしたときに原因を短絡的に捉えてしまった状態で改善しようとしてもうまくいくはずがありません。失敗という結果に対して「何で?」をひたすら繰り返していき原因を焙りだしていきましょう。

2−3−4.実戦では、目的達成のために動く

実践の場では目的を遂行することをブレることが無く進めましょう。スポーツで言うところの「試合」、ビジネスで言うところの「実施」にあたる部分となります。

ここで言う目的とはそれぞれが定めたもので構いません。スポーツで言うと大抵は「相手に勝つ」などが目的とされます。ビジネスで言うとお金でも良いですし別の目的でもここでは問題ありません。しっかり目的を把握することが大事です。

目的達成のために動く、これが案外難しいです。スポーツでよくあるのが目先の1点を取ることで頭が一杯になることです。実は、目先の点を求めるとプレーの幅は狭まり、取れなかった時のショックも大きいため逆効果になってしまうことがあります。

ビジネスでも同様で、利益を目的とするならば年間や月間で◯◯円といったように金額がたつと思います。当てとして1日いくらの利益が必要と立てるのは良いでしょう。しかし、1日の利益が思うより少ない日も発生すると思います。

その際に、本来目的としていた年間や目的の利益ではなく、1日の利益に着目してしまうと逆効果になり本来の目的を見失ってしまうのです。

1日ごとに改善をひたすら繰り返していては、弱い信憑性のデータが基になっているため結果から遠のいてしまうこともあります。何が目的なのか本質を見失わずに取り組んでいきましょう。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。

私自身がスポーツを通して学んだ成功に関するヒントを紹介しました。私が特に強く思うのは高い成果を出すスポーツ選手は頭が良いということです。この頭が良いとは勉強ができるということではなく成果を出すために何が必要かを考える能力が高いということです。

私としては「マネをすることが比較的簡単に成功する秘訣」ということが現時点での結論です。文中でも多少記載しましたが、マネは成果が早いです。さらに、スポーツ選手のマネをしてビジネスをしてはいけないという決まりもありません。

世の中にこれだけ活躍する人がいて、さらに活躍した人の情報が簡単に手に入るようになっています。その中で良いものをマネしてして自分の分野に多く取り入れていく能力が重要だと思います。

この記事は、私がスポーツから学んだ成功のためのヒントを紹介しました。記事を通してより多くの方に成功のきっかけを掴んで頂ければ幸いです。

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